早くに母を亡くし、続いて小学校を卒業する頃に父を失った美樹本誠には、『育ての母親』と言える女性が二人いる。
一人は、父が亡くなる前に再婚した相手で、義母である『綾恵』。
もう一人は父の妹であり、誠にとっては叔母にあたる『夏帆』。
二人の『母親』に世話されて、父のいない日々も寂しさを感じることなく、すくすく育ってきた誠だったが……大学受験に失敗して二浪してしまう。
その原因は――『おっぱい』
綾恵と夏帆、魅力的な二人と年上美女のことが常に頭から離れず、とりわけ、手を伸ばせば今にも触れることができそうな艶やかな膨らみのことで頭がいっぱいになってしまって、参考書の内容に全然集中できなかったのだ。
そんな悶々とした気持ちで実家の店の手伝いに精を出していたある日、ふとした事で、男性器の大きさを夏帆にからかわれてしまい、男としての自信をなくしてしまう。
勉強ができないどころか、EDになって悩む誠。
そんな、何もできないまま、誠が落ち込む姿を見兼ねて、綾恵は、道ならぬ行いと知りつつ、手助けを申し出たのでした。
「いいわ、お義母さんが『女』をスベテ教えて、あなたを『男』にしてあげる――」